医学部受験

皆さんは、大学の医学部に入ることがどのくらい難しいか知っていますか?

漠然と「医学部は頭が良くないと入れない」とか「医者になるにはお金がかかるからお金持ちでなければ無理だろう」などと考えている人は多いのではないでしょうか。

実は医学部というのは、一部の天才だけが入れるものではなく、偏差値60ちょっとで合格できる医学部もたくさん存在します。

また、自治医科大学や産業医科大学のように、学費免除で医学部に入学できる大学も存在します。

医者になりたいと考えている人たちには希望の光ですね。医者になる為の道は、誰にでも開かれています。まず第一に医学部受験を考えている人たちが知っておくべき事は、医学部というのは大学受験の中でも最もレベルの高い学部だということです。

国公立大学の医学部はすべて偏差値60以上とされています。

医学部の最高峰である京都大学や東京大学理科Ⅲ類になると、偏差値75以上です。大阪大学、神戸大学、千葉大学、名古屋大学、東北大学などがそれに準ずるレベルで、いずれも偏差値70前後という高さです。

つまり、トップレベルの大学の医学部に合格するには、それこそ東大や早稲田・慶応といった大学に合格するのと同じくらいの学力が必要なのです。

医学部受験のための費用

医学部の学費は、一般の学部とは比較にならないくらい高額です。

特に私立大学の医学部の学費は一般家庭でまかなうのは至難の業なので、必然と国公立大学志望の生徒が増えることになります。

しかし国公立大学の医学部でも、やはり学費は高額です。

そんな金額面で工面が難しい医学部ですが、莫大な学費を節約できる方法があります。

自治医科大学や産業医科大学です。

自治医科大学とは、へき地などにおける医療の確保と、地域住民の福祉の増進を図るという目的で、全国の都道府県が共同して栃木県に設立した大学です。

在学中の学費はいったん学校から借りるという形になり、卒業後、医師になってから返済するシステムです。

つまり、6年間の医学部在学中の学費は、出世払いでよいと言うことです。

さらに、卒業後9年間、医師不足に悩んでいる全国の山間離島など、指定された病院で勤務すれば、学費の返済が全額免除されることになっています。

同様に福岡県にある産業医科大学も、卒業後9年間産業医として働くことを条件に、学費が全額免除になります。

学費に悩んでいるけど医学部受験を希望している人は、自治医科大学や産業医科大学の受験を検討してみるのも良いでしょう。

医学部受験の注意

さきほど、自治医科大学と産業医科大学の紹介をしました。

学費が免除になることはとても魅力的ですが、授業料が不要と言うこともあり、自治医科大学の入試レベルは医学部受験の中でもかなり難関とされています。

偏差値でいうと、65~68程度です。

そして、合格倍率は例年20倍前後だそうなので、合格するには相当の努力が必要でしょう。

それとは反対に、私立大学の場合は、自治医科大学や国公立大学に比べて授業料が格段に高いので、合格レベルは若干低くなります。

最もレベルの高い慶応大学医学部でも、偏差値は70強といったところです。

私立大学の中には、偏差値60未満の医学部も存在します。

そして私立大学の場合なら、入試に際しての勉強科目が英語・数学・理科の3科目で済む場合がほとんどです。

国公立大学の場合はセンター試験があるため、国語や社会といった他の教科も勉強せざるを得ませんが、私立大学であれば科目を限定して勉強できるので、受験生の心理的には余裕が出来るかもしれません。

また、国公立大学の医学部は国の政策で各都道府県に必ず1つ以上は設けられているので、東京や関西以外の田舎の大学にも必ず医学部は存在し、そういった地方の大学は入試の合格レベルが低くなるということも覚えておきましょう。

医学部受験の偏差値

医学部受験に当たり、全国の国公立大学医学部・私立大学医学部を合同とした各医学部の偏差値のランキングを上位20位まで調べてみました。偏差値は代々木ゼミナール、河合塾、駿台の合計平均値です。

1位 東京大学 理科三類 74.8

2位 京都大学 医学部医学科 74.2

3位 慶応義塾大学 医学部 73.2

4位 大阪大学 医学部医学科 72.8

5位 東京医科歯科大学 医学部医学科 71.3

6位 九州大学 医学部医学科 71

7位 東北大学 医学部医学科 70.7

7位 名古屋大学 医学部医学科 70.7

9位 千葉大学 医学部 70.3

9位 東京慈恵会医科大学 医学部医学科 70.3

11位 神戸大学 医学部医学科 69.7

12位 順天堂大学 医学部 68.3

13位 大阪市立大学 医学部医学科 68.2

13位 岡山大学 医学部医学科 68.2

13位 広島大学 医学部医学科 68.2

13位 京都府立医科大学 医学部医学科 68.2

17位 横浜市立大学 医学部医学科 67.8

18位 北海道大学 医学部医学系 67.7

19位 熊本大学 医学部医学科 67.5

20位 日本医科大学 医学部 67.3

このランキングを見ていくと、国公立大学の医学部が上位を占めているのが分かります。やはり、私立大医学部に比べて学費が低額であるのが理由の一つでしょう。また、上位の医学部を除いてもランキング全体として平均偏差値が高くなっており、医学部入試の難易度の高さが分かります。偏差値は難易度を判定する際のデータとして非常に役立つので、志望医学部受験の参考にしてみましょう。

医学部受験の突破法

多くの受験生は、医学部というと「難関」であるとイメージするのではないでしょうか。

そのために、受験勉強をするとき、予備校の難関対策の授業や難しい問題集で勉強をしているのではないでしょうか。

このような予備校の授業や難関問題集で勉強をすれば、難問奇問が解けて学力が上がったように感じるでしょう。

しかし実際は悪問が解けるようになっただけで、基礎が出来ていないと合格は難しいのです。

現実は慶應義塾大学、自治医科大学、東京慈恵会医科大学、日本医科大学、大阪医科大学などの数校を除けば、どの大学もほとんどが「標準レベル」の問題で構成されています。

過去問を見れば、どの問題も解説を見れば解けるレベルなのです。

このことから、大学の出題傾向から推測されることとして、医学部では難問奇問が解ける学生を欲しているのではなく、しっかりと文章が読解できて、「標準レベル」をミス無く解ける学生を欲しているのでしょう。

では、医学部受験の突破法とはどのようなものでしょう。「標準レベル」と「難関レベル」をコンスタントに解くことで、どんな問題にも対応できる力を付けておくことが大事です。そのためには基礎学力と専門の対策が必要であることを覚えておきましょう。

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